Day30

OFF

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週末にフランス(パリ)に行っていたので、同じユーロ圏でありながら、
多々、思った違いについて書き連ねておきます。
フランスの悪口を言いたいわけではなく、(楽しく過ごしたし)
ただただフィンランドは住みやすいことを、実感した次第です。


パリのシャルルドゴール空港から、曇天の広がるフィンランドについた時の安心感。
サウナに入って、静寂の中眠りつく心地よさは、何ものにも変えがたかったです。
そいういうわけで、フィンランドで暮らしていて、うれしいな、と思って
覚えていることを書いておきます。


フィンランドは、そもそも人口、車が少ないこともあり、
歩行者が道路を渡ろうとしていると、車は止まってくれます。


ヘルシンキ、寒い夕方、小雨の中、地図とにらめっこしていたら、
私の母ぐらいの年齢の女性が「May I help you ?」と声をかけてくれました。


隣の家のおばちゃんが、裏口のドアの鍵がしまってないよ、と
わざわざ夕方、私がいる時間に来て、教えてくれました。


バス停で道をきいていた若い女性は、自分のバスが来るギリギリまで
説明してくれて、その後バスに飛び乗って行きました。


スーパーの店員さんとかも、ちょっと目が合うとニコッとしてくれます。


で、書いていて気がついたのだけれど、心地がいい原因は
「女性」がトリガーなのかも知れないと。
スカンジナビア半島は、女性の社会進出が盛んなことでも有名。
機内誌の記事によると、フィンランドの女性の就職率は85%を超えてるそうです。


「外で働く」ということは、人との距離感とか、人の「困っていること」を理解することとか、
家族や利害関係のない人と過ごすこととは違う、
「もうひとつ大きな社会的な能力が要求される場所」に、
身を置くことに他ならなくて、それが私が感じた心地よさにも通じていると思います。


フィンランドの男性がどうこういうわけではなく、際立って女性が率先して、
何でもできてしまうし、それが「普通」だということです。


じゃあ、日本で「外で働く」男性はどうなんだと、言われそうですが、
それはどこの国でも同じで、忙しくなければ助けてくれる感じです。
わざわざ自分から面倒なことには、首をつっこまない感じ。


できれば、私はフィンランドの女性、もしくは、英語ができる関西のおばちゃん、
みたいになりたいと思います。