Day58

11:00-20:30 Rainy

メキシコ人の同僚(学生)と話す。
彼の英語はやけに流暢でいいなあ、と思っていたら、
彼は、昨年は1年間イギリスのオックスフォードにいたのだった。
理由は彼の指導教官が、昨年は1年サバティカルで、
オックスフォードにいて、そこについて行ったためだった。
サバティカルというのは、「使途に制限がない職務を離れた長期休暇のこと」らしく、
私は会社員時代はそんな言葉知らなかった。


研究者(というか大学教員、特に海外)にはよく見られる制度で、
長期の間いつもの大学を離れて、例えば共同研究者がいる所とかで、
事務的な雑務から離れて、思う存分研究とかするらしい。
メキシコの場合は6年間働くと1年間のサバティカルが与えられるんだとか。


日本の研究者で、その制度を利用したという話は聞いたことがないけれど、
交替で、そういう制度を利用して、できれば1人くらい学生も連れて行って・・・、
としたら結構、相乗効果で日本のアカデミア全体にもよいのではなかろうか。


実際、彼もオックスフォードにいた間に、彼の指導教官のメキシコ人、
その同僚のハンガリー人、フィンランド人の共同研究で論文を投稿して、
着々と実績を残し、現在は共著の一人だったフィンランド人の元で、
博士課程の研究を進めている。
そんな彼も金曜の5時には姿がなくなり、生活もエンジョイしている様子。
欧州クオリティ。