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Heaps則に関連して.
1917年以前に生まれたカトリックの修道女678人を追跡調査し、大変興味深いデータが得られただけでなく、彼女たちの若い頃の言語技能と晩年のアルツハイマー型認知症の発症に関するその影響を見ることができた。
プロジェクト開始後に、研究者たちは、研究に協力する修道女の何人かが10代後半や20代前半に書いた文章を見つけ、考えの密度(idea density)や文章構造の複雑さなど、その言葉使いの巧みさを分析した。
記憶にまったく問題がない修道女は、アルツハイマー型認知症の症状が出ている修道女と比較して、考えの密度で20%高い成績を残したが、文法の成績ではどちらにも差はなかった。
元論文はこれ.
The Nun Study Clinically silent AD, neuronal hypertrophy, and linguistic skills in early life
脳の症状的にはアルツハイマーなのに発症しない.その理由は,文章の複雑さに見えるかもしれない.