ザ・外資

57億円のコンサルティングフィー・・・。
契約書の内容をよく読まない、知らないことで、
注入された公的資金(=日本国民の税金)が、アメリカへと垂れ流される。
そのお金は、赤鬼のようなアメリカ人の無駄に贅沢な暮らしに使われる。
一泊10万円以上のホテルのスイートに長期滞在する費用とか、
都内の300平米以上のマンション暮らしとか、犬の散歩の費用とか。
契約をよく把握するためにも、経済の知識は大切、武器にもなる。


1998年に破綻した日本長期信用銀行が、企業再生ファンド・リップルウッドによって
普通銀行である新生銀行に転換するときの話。
経済小説もなかなか面白い。

小説 ザ・外資 (光文社文庫)

小説 ザ・外資 (光文社文庫)