Positivity of the English language
Isabel M. Kloumann, Christopher M. Danforth, Kameron Decker Harris, Catherine A. Bliss, Peter Sheridan Dodds
arXiv:1108.5192


昨年に流行(?)したTwitterのムードからDOW予測する論文と同じ著者らによる,英語のポジティブさに関する論文.


ポイントはAmazonMechanical Turkのサービスを使って,各単語に対して50人の人に1−9のHappy度をつけてもらい,その平均を単語のHappy度として測定の基本としていること.


解析対象にしたのはTwitter, Google Book, New York Timesの記事,歌詞の4種類で,それぞれよく使われる5000単語を対象としている.
いずれでも,Happy度の分布は平均5よりも9のHappy度が高い方に偏っていた.
また,よく使われる単語がHappy度が高いだけではなく,どの順位エリアにおいてもまんべんなく,Happy度は5よりも大きかったらしい.


検定はちゃんとKS検定使っているけれど,数式もモデルもない,シンプルな3ページのの論文.
ちなみにポジティブなバイアスはポリアンナ症候群(Pollyanna syndrome)といい,現実逃避する心的疾患に分類されるようだ.


これ,日本語だったらどんな結果になるだろうか.ちょっと結果が違いそう.
やってみたいけど,お金と時間がかかる割にはすでに新規性はないんで微妙.