Dynamical Classes of Collective Attention in Twitter
J. Lehmann, B. Goncalves, J. J. Ramasco, and C. Cattuto
arXiv:1111.1896


Twitterハッシュタグ(#○○○)の広がりを4つに分類して,それをWordNetという語彙の分類器にかけてどういった類いのものが,広がりやすいかなどspreadingのダイナミクスまで計測した論文.
4つの分類はいつもっともツイートされたかで分類して,

  • before peak (クリスマスとかマスターズとかあらかじめ期日が分かったイベント類)
  • after peak (winnenden?の銃乱射事件など突発性のニュース)
  • at peak (オバマの初心演説などの1日限りのイベント)
  • before and after peak (新ゲームの発売などの期待と感想が入り交じる場合)

定量的な定義はないものの)これらで分けている.
時間スケールは1日単位(ツイッターなのにそれで良いかは疑問.)

あとは,データにフォロー関係もあることから,このハッシュタグの感染率がどのくらいか(β),とか,周りに誰も使ってないが自発的に使う率はどのくらいか(γ)とか,そのハッシュタグを使い続けた時間*1(τ)なども計測している.


ベキ指数ではなくWordNetを使って,概念で分類するところにこの論文のウリがあるようで,

Note the tight relation observed between content and popularity dynamic pro les may open the door to fast content inference techniques based on the study of the popularity dynamics.

というところなのだろう.

*1:これだけは1hour単位