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ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 ／大鐘 良一 , 小原 健右
2008年のmixiの日記に自分の記述発見．

確か，当時東工大の経済物理の学生として再スタートしたばかり．
で，結局応募もしなくて，私は「物理学者」としてやっていくのだと，
心を決めた覚えがある．書いている内容は緩いけれど．

「国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士募集」2008年04月15日01:05
偶然、学内の掲示板で見つけて思わず、
「うぉ！」と、声を上げてしまった。

宇宙飛行士だーーーーーーーーーーー

http://iss.jaxa.jp/astro/select2008/

これは何かの運命の思し召しかと思って、
喜び勇んで募集要項を読み解くと、すでに私に足りないものが。

それは、身長1センチ、と体重。

私の身長157センチ、募集は158センチ以上！！！
ああ、6/20までに身長1センチ伸びんかな。
あ、ついでに体重も。
かくなる上は「舞の海」作戦！？

とかいろいろ考える前に、着衣の水泳75メートルとか、
立ち泳ぎ10分とか問題は山積みなことに気づいた。
しかも、着衣の水泳なんてどこで練習しろというんだ・・・。

と、いうわけで宇宙飛行士への道は半日で終了(;´д｀)ﾄﾎﾎ…

ちゃんと物理やります。

最終候補生は10人，みんな30歳代の働き盛り．パイロットとか医者とか学者とか．
極限状態で冷静な判断ができるか，ユーモアを忘れないか，そういうったものが試されたらしい．
まず結果が知りたくて，10人のうち誰だろうと先に読んでしまいそうになったが，
あえて，前から順序よく，誰が選ばれるのかワクワクしながら読んだ．
個人的には最終的に選ばれた一人である，元ANAパイロットの大西さんの，
「一人ミュージカル」の話がとても好きだ．
自分がどう見られているかをよくわかった上で，ユーモアたっぷりのプレゼン．
やっぱり，人が笑ってくれるとうれしいし．
ちょっと，唯一の女性候補生の記述が少なくて残念だった．際立ったプレゼンスは無かったのかも．

行き帰りの１往復だけであっという間に読破．おもしろかったし，気持ちよく，背筋が伸びる思い．
充実の通勤時間を過ごさせてもらえて感謝！今週末はJAXAに行こうかな．

ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書)