Existence of outsiders as a characteristic of online communication networks
T. Takaguchi, T. Maehara, M. Toyoda, and K.-I. Kawarabayashi, arXiv:1411.7091, (2014).


Twitter (Japanese)のMention ネットワークを作って,そこからoutsider nodeの存在について指摘した論文.
もともとMentionネットワークは,クラスター係数や周りとの次数の差を表すdegree assortativity coefficient が大きい.

その中で,outsiderとは,リンク数が大きい,独立したノードグループを形成,彼ら同士の間ではコネクティビティが小さいという特徴を持つ.
具体的には,ローカルアイドルbotとかが当てはまる.彼らが異なるコミュニティ間をリンクしているモデル.(Fig.2)

Twitterなどのソーシャルメディアの会話ネッワークにおいて,outsiderの存在を無視できないよ,という結論.
さらに,structural hole (Burt, 1995 ),strength of weak ties (Milgram)とかの社会学における位置づけまでできていて素晴らしい.
既存の指標の組み合わせ,link removalなどで手法に新しさは感じないが,outsiderの主張は初めて聞いた.


ちなみに自分のPRE(2013)も引用されていた.うれしい.