Links that speak: The global language network and its association with global fame
S. Ronen, B. Goncalves, K. Z. Hu, A. Vespignani, S. Pinker, and C. A. Hidalgo, Proc. Natl. Acad. Sci. 201410931 (2014).


翻訳,WikipediaTwitterのデータから言語間のネットワークを作った.さらにネットワーク上の中心性などとGDPとを比較した.
ネットワーク上の重要度はGDPもさることながら,その言語を話す有名人にも相関していることがわかったらしい.
なかなか迫力のあるデータ&結果.さすがのMITで,NetSci2013で思わずプレゼンが面白かったので,私がめっちゃ話しかけに行った人たちのグループの研究.しかも言語学の巨人,Steven Pinkerも入っていたりして.

言語の影響力について.
やっぱり英語とスペイン語が中心的な役割をもっているようだ.ロシア語や中国語でも調べたいが,それは言語統制(翻訳していいものを制限する)とか,例えば中国はTwitterよりWeiboなんだけど,そこからは影響は見えないよね,とのこと.


2014.12.21追記,Togetterにて,#世界言語ネットワークの中の日本というタイトルで,この論文の中身を日本語でまとめてくれている記事発見.