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出光石油創業者(店主)の出光佐三さんの自伝的な小説.
小説と言っても,実際にあった「日章丸事件」などほぼノンフィクション.
直後のツイッターへの私のつぶやき.
伴先生から借りた「海賊とよばれた男」読了.夢中になって金曜の帰宅から一気に進んだ.こんな夢中になって読んだ本は久しぶり!
海賊本のはじめに,この本に登場する人物は実在した。という一文があるのもなけるし,目頭が熱くなるシーンが幾度となくあった.
しかし海賊本,ツッコミ箇所もあり.前妻とは子供ができなかったことが理由で離婚になったとか.それを美化しすぎているし,再婚後に生まれた娘は,名前さえでてこないとか.ちなみに長男は経歴や名前も出てくる.
歴史的背景があるので一言では片付かないです.ちなみに,モデルになった会社勤務の友人に連絡したら,彼女は読んでないが,推薦図書としてMLで流れてきたとのこと.
ともあれ,背筋が伸びる本でした.先人に感謝がつきません.もっと歴史を知ろうと思います.
戦争をくぐってきた人は強い.先人は軍だけではなく,日本に海から物資を運ぼうとして無防備な状態で襲撃され,しかもそれは極秘任務だったため,長年明らかにされることなくいた,亡くなった数多くの日本人のことです.
同時に,当時の女性は子供を産めないことで苦しんだ人がどれだけいたことか.
男性が特攻隊員ならば,女性は子供,というくらいの死活問題だったに違いない.
また,母方の祖母は4人産んで4人女性だったために,きっと大変な思いをしてきたに違いないということに今更気づいた.
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/07/12
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